
日本最古の温泉地で始まった
「クア・ワーケーション」という新しい過ごし方
講 師:郡 麻江(こおり・まえ/街と旅、伝統工芸、歴史〈とくに古墳〉ライター)
協 力:(一社)有馬温泉観光協会
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路地を歩けば至るところに「泉源」が | 温泉寺での座禅体験 |
最近「有馬温泉」が何かと話題です。日本最古の温泉地という押しも押されもせぬ横綱級リゾートの割に、箱根みたいに広くありません。大阪からも神戸からも阪神間からも気軽に行けて、コンパクトなエリアにお楽しみがぎゅっと凝縮されているので、すごく使いやすく歩いて回る楽しみも満載です。外国人旅行客のように「長期滞在」しなくとも、季節ごとに「日帰りで何度も出かける」ことができるのが私たち関西人のうれしいところです。
クアワーケーションのポスター © 奈路道程
その有馬温泉で、昨年秋から「クア・ワーケーション」という新しい試みが始まりました。
有馬が千年以上の歴史の中で培い、ひとびとに親しまれてきた独特の文化を、もっと気軽に体験してもらおう、というもの。「六甲山の麓で自然を満喫する」「お寺で座禅や写仏、ヨガ、茶会、普茶料理、ライブを楽しむ」「竹細工、陶芸、香りなど伝統工芸を体験する」「有馬の芸妓さんにお座敷遊びを教わる」「美味しいすき焼きの食べ方を学ぶ」などなど。
旅や歴史が大好きで、最近は古墳ツアーの添乗員としても忙しい「東京生まれ・西宮育ち・現住所は京都」という郡さんは昨年秋から1月にかけて9日間有馬温泉に通っては滞在し、プログラムのほとんどを体験してきました。その面白さについてたっぷりとご紹介します。
ゲストは有馬温泉観光協会会長で、800年の歴史を持つ旅館[御所坊]の主人・金井啓修さん。金井さんは有馬を「そぞろ歩きが楽しめる街に」と様々なアイデアを形にしてきた人。この春以降の楽しい予定や、有馬で人気の「素泊まり」の宿の話題もどうぞお楽しみに。
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出来たてのハムを試食して唸る、有馬温泉観光協会 会長の金井啓修(ひろのぶ)さん |
電動アシスト自転車なのでサイクリングも楽しい |
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郡 麻江(こおり・まえ) 出版社勤務を経てライターとして、関西と東京の雑誌に食や旅、伝統工芸、歴史などを取材・執筆。最近はもっぱら古墳の仕事が多い。世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群を『ザ・古墳群〜百舌鳥と古市 全89基』(140B)に、関東1都6県の古墳約170基を『日帰り古墳 関東1都6県の古墳と古墳群102』(ワニブックス)に取材・執筆。いずれも現地を専門家と共に巡った。2020年に「旅程管理業務主任者(総合・国内)」を取得し、古代および世界遺産専門ツアーの添乗員にも従事。「日本旅のペンクラブ」会員。 |
【開催概要】 | |
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開催日 | 2023年3月18日(土) |
時間 | 10:00〜11:30(開場9:30) |
会場 | 大阪府立中之島図書館3階 多目的ホール |
講師 | 郡 麻江 |
受講料 | 2,000円(おみやげ付き) |
定員 | 60名 ※会場のみの開催です(オンライン受講はありません) |
主催 | 大阪府立中之島図書館(指定管理者:ShoPro・長谷工・TRC共同事業体) |
企画協力 | ナカノシマ大学事務局(株式会社140B) |
【会場】 | |
大阪府立中之島図書館 |
ご参加までの 流れ |
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ナカノシマ大学応募規約
- 島民 最終号(2021年3月号)
「月刊島民のつくり方」 -
いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!