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1980年代から活躍した元ホテルマンの教授が
「内と外」から歴史を掘る!

講 師:髙田 宏(大阪学院大学経営学部教授。元リーガロイヤルホテル大阪副総支配人・(株)ロイヤルホテル執行役員)

ホテル自由亭の創業者・草野丈吉 大阪ホテルの絵葉書より 明治の大阪にホテルをもたらした立役者は、料理人の草野丈吉(1840〜86)でした。長崎出身の草野は20歳でオランダ総領事のコックとなり、その後薩摩藩士・五代才助(友厚)の勧めで日本初の西洋料理専門店[良林亭]を長崎に開業。さらに土佐藩士・後藤象二郎に大阪に招かれ、川口波止場に明治元年(1868)、「外国人止宿所・自由亭」を開きます。

自由亭はロシア皇太子を饗応したり、鉄道開業式に来阪した明治天皇の昼食を担当したりと大いに評判を呼び、明治14年(1881)、草野は現在の大阪市立東洋陶磁美術館の場所に「自由亭ホテル」を開業。大阪におけるホテルの歴史が本格的にスタートします。
自由亭ホテルはその後、「大阪ホテル」と名称変更して帝国ホテル(東京)、都ホテル(京都)、富士屋ホテル(箱根)、金谷ホテル(日光)とともに大阪の迎賓館として発展しましたが、大正13年(1924)に火事で全焼。当時世界第6位の都市となっていた「大大阪」の顔となるホテルがなくなり、新ホテル建設が急務の課題となりました。そして昭和10年(1935)、中之島の朝日新聞社西隣に、超近代的な「新大阪ホテル」が誕生します。

政財界の肝入で誕生した新大阪ホテルは司馬遼太郎や山崎豊子の小説、石原裕次郎の映画にも登場 戦後は同じ中之島の西に昭和40年(1965)に開業した「大阪ロイヤルホテル」を皮切りに、大阪では途切れることなく大型&ラグジュアリーホテルが建設され、東京や外資系資本が続々と進出、今日に至っています。
講師の髙田さんは80年代からリーガロイヤルホテルの広報を中心に、最前線で活躍してきた人。現在は大学で教鞭をとる髙田さんが、ドラマとエピソード満載の大阪のホテル155年史と、「この先」の展望を語ります。

かつては蔵屋敷が並ぶエリアだったが、戦後は倉庫街だった中之島5丁目。そこに昭和40年(1965)に登場した大阪ロイヤルホテル(現・リーガロイヤルホテル大阪) リーガロイヤルホテル大阪。[メインラウンジ][リーチバー]は世界の名店だ 大江橋北詰に現存する堂島ビルヂングがホテルだった時代(1923〜1937年)もある。大阪ホテルが焼失し、新大阪ホテルが誕生する間はとても重宝された
髙田 宏(たかた・ひろし)
1958年生まれ。大阪学院大学経営学部教授。1981年関西学院大学卒業後、株式会社ロイヤルホテル入社。広報・広告部門のエキスパートとしてホテルへの取材依頼を積極的に対応し、新聞・雑誌・テレビの記者や編集者から絶大な信頼を得る。リーガロイヤルホテル東京総支配人、リーガロイヤルホテル(大阪)副総支配人などを歴任し、2018年に定年退職。流通科学大学人間社会学部教授を経て、2022年から現職。ホテル時代の経験や研究を踏まえ、大学で主としてホテルマネジメント関係の授業を担当。
【開催概要】
開催日 2023年1月20日(金)
時間 18:00〜19:30(開場17:30)
会場 大阪府立中之島図書館3階 多目的ホール
講師 髙田 宏
受講料 2,000円
定員 60名
 ※会場のみの開催です(オンライン受講はありません)
主催 大阪府立中之島図書館(指定管理者:ShoPro・長谷工・TRC共同事業体)
企画協力 ナカノシマ大学事務局(株式会社140B)
【会場】
大阪府立中之島図書館
ご参加までの
流れ
[STEP 1]お申し込み
このページの一番下にある「規約に同意して応募する」ボタン(青いボタン)をクリックすると、申し込みフォームが表示されます。説明に従って必要事項をご記入ください。
[STEP 2]当日精算
受付にて受講料をお支払いください。お申し込み完了画面に記載された予約IDを受付にてお伝えください。

お問い合わせ
ナカノシマ大学事務局(株式会社140B内)
TEL06-6484-9677

 

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今月の月刊島民

月刊島民表紙

島民 最終号(2021年3月号)
「月刊島民のつくり方」

いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!

たなみん寄席