
『dancyu』を復活させた名編集長が、
関西で『あまから手帖』に取り組む!
講 師:江部拓弥(えべ・たくや/雑誌『あまから手帖』編集長)
シンプルで力強いメッセージが伝わる新しい『あまから手帖』の表紙
福岡市中央区赤坂の[珈琲美美]では掃除や洗い物、接客なども担当
新潟県佐渡島の学校蔵(尾畑酒造)でも働く
雑誌『あまから手帖』が創刊されたのは、そろそろ日本にグルメブームが来ようとしていた昭和59年(1984)秋のこと。版元は何度か変わりましたが(現在はクリエテ関西の発行)、熱烈な固定読者や飲食業界関係者に支えられて、創刊当時の名前のまま、来年で40周年を迎えます。その節目に編集長に就任したのが、今回の講師・江部拓弥さん。昨年12月に発売された2023年1月号から、誌面が大幅に刷新されました。
見た感じは、私たちが知っている『あまから手帖』とは違う佇まい。「店紹介」というよりも「書き手が店で過ごした幸せな時間を伝える」という表現が適当かもしれません。「スマホで検索して店の情報を知る」ということの対極にあるような誌面を見て(きっと賛否両論があると思いますが)久しぶりに「雑誌を読んでいる時間っていいなぁ」という気持ちにさせてくれました。時間をかけてゆっくり読みたくなるデザインです。
江部さんは『dancyu』の名編集長としても知られていますが、経歴も風貌も「グルメ業界人」とは異質です。新潟県の出身で東京の大学を卒業してプレジデント社に入社し、企業広報誌の編集をした後に雑誌『プレジデント』で著名人のグラビア取材を10年以上担当しました(裏話は必聴)。『dancyu』への異動を打診され「興味がないから会社を辞めます」と言った人が、どのようにして雑誌を立て直していったかも興味津々です。
江部さんはその後、「店で働く」ことで得た発見を胸に新しい仕事に次々と取り組んでいきました。「大好きな大阪で働く」こともその一つです。店好き・雑誌好きはぜひ!
![]() |
江部拓弥(えべ・たくや) 1969年新潟県三条市生まれ。早稲田大学卒業後にプレジデント社に入社し、雑誌『プレジデント』編集部を経て、2008年『dancyu』に異動。2012年9月から編集長に就任し、部数を大きく伸ばす。その後「dancyuWEB」を立ち上げ、店や酒蔵でも働く機会を得た。2022年秋に『あまから手帖』編集長に就任、2023年1月号から新しい誌面づくりに取り組む。ベースボールとカレーライスとロックンロールが好き。小学校2年からの阪神タイガースファン。 |
◎当日は『あまから手帖』最新刊の5月号と、1〜4月号のバックナンバーを販売します。
【開催概要】 | |
---|---|
開催日 | 2023年4月21日(金) |
時間 | 18:00〜19:30(開場17:30) |
会場 | 大阪府立中之島図書館3階 多目的ホール |
講師 | 江部拓弥 |
受講料 | 2,000円 |
定員 | 60名 ※会場のみの開催です(オンライン受講はありません) |
主催 | 大阪府立中之島図書館(指定管理者:ShoPro・長谷工・TRC共同事業体) |
企画協力 | ナカノシマ大学事務局(株式会社140B) |
【会場】 | |
大阪府立中之島図書館 |
ご参加までの 流れ |
|
---|
ナカノシマ大学応募規約
- 島民 最終号(2021年3月号)
「月刊島民のつくり方」 -
いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!