
日本史研究者の手引きで古典落語を読み解けば
時代背景と思わぬ趣向が見えてくる!
髙島幸次(大阪天満宮文化研究所員、龍谷大学REC顧問)
「処刑図」『甲子夜話 第三篇』(松浦史料博物館蔵)
大阪人権歴史資料館編『大塩平八郎と民衆』から転載。
幕末・明治期に作られた古典落語は、当代の世相・風俗や人々の興味・関心をベースとしています。しかし、100年200年も経った現代ではそれらの知識は失われてしまい、凝らされていた趣向の多くは現代人には伝わらなくなっています。
本講義では、古典落語の『はてなの茶碗』『佐々木裁き』『らくだ』などをテキストにして、その史層に埋もれている「大塩平八郎人気」を発掘します。大塩平八郎は、大坂市中の5分の1をを焼失させる乱を起こしたにもかかわらず、大坂町人に大人気の英雄でした。では、古典落語は大塩人気をどのように潜ませているのでしょうか。お楽しみに。
◎当日は髙島先生の新刊
『古典落語の史層を掘る』も販売します。
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髙島幸次(たかしま こうじ) 龍谷大学REC顧問、大阪天満宮文化研究所員。専門は日本近世史。大阪天満宮文化研究所員を務め、天神祭研究の第一人者。多くの講演活動や古文書講座をこなすほか、落語会やイベントの企画も多数。近著は『古典落語の史層を掘る』(和泉書院)。『上方落語史観』(140B)、『大阪の神さん仏さん』(140B・釈徹宗氏との共著)など。 |
【開催概要】 | |
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開催日 | 2022年8月31日(水) |
時間 | 18:00〜19:30(会場17:30) |
会場 | 大阪府立中之島図書館3階 多目的ホール |
講師 | 髙島幸次 |
受講料 | 2,000円 |
定員 | 50名 ※会場のみの開催です(オンライン受講はありません) |
主催 | 大阪府立中之島図書館(指定管理者:ShoPro・長谷工・TRC共同事業体) |
企画協力 | ナカノシマ大学事務局(株式会社140B) |
【会場】 | |
大阪府立中之島図書館 |
ご参加までの 流れ |
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- 島民 最終号(2021年3月号)
「月刊島民のつくり方」 -
いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!