月刊島民ナカノシマ大学

21世紀の懐徳堂プロジェクトとは?

大阪の街には、「市民が学ぶための場所を自分たちでつくる」という美風がありました。その好例は、江戸時代に生まれ、中之島にもゆかりが深い「懐徳堂」です。現在の大阪文化の形成にも大きな役割を果たした懐徳堂は、享保9年(1724)、「五同志」と呼ばれた富裕な町人たちが自らの研鑽と後身の育成のために建てた学問所です。明治2年(1869)にその歴史を閉じるまで、街の“市民大学”として多くの人々に親しまれてきました。

この懐徳堂を源流とする大阪大学では社学連携事業として連続講座やセミナーなどを行う「大阪大学21世紀懐徳堂」を推進しています。また、このような「市民が学ぶための場所」を広げていく動きは財団法人大阪21世紀協会による街なかワークショップ事業「大阪カルチャークラスター!!」にも見られます。さらに、大阪大学が中心となり、国立国際美術館をステージとして若手アーティストに発表の場を提供し、そこで地元企業とのマッチングを図る「中之島アートアッセンブリー」もスタートしようとしています。「月刊島民ナカノシマ大学」もこうした「21世紀の懐徳堂プロジェクト」の一環として展開していきます。

世話人
  • 世話人 大阪21世紀協会 理事長 堀井 良殷
  • 世話人 大阪大学総長 鷲田 清一
  • 世話人 大阪市長 平松 邦夫
21世紀の懐徳堂プロジェクト

今月の月刊島民

月刊島民表紙

島民 最終号(2021年3月号) 「月刊島民のつくり方」

いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!

講座一覧

  1. ナカノシマ大学 9月講座 生誕100年。最後の担当編集者が語る 作家・山崎豊子の「華麗なる」執筆秘話!
    申し込み受付中(先着順)
  2. 天神寄席 八月席 落語は百薬の長
    申し込み受付中(先着順)
  3. ナカノシマ大学 8月講座 マーキー『「遊び場」は自分らでつくろう サーフィン、アメ村、FM……』
    満員御礼
  4. ナカノシマ大学 7月講座 陸奥 賢「堺で江戸中期に生まれた怪談本『沙界怪談実記』にお連れします」
    満員御礼
  5. ナカノシマ大学 6月講座 三砂慶明『大阪の本好きに伝えたい「参加したくなる」本屋の話』
    満員御礼
  6. ナカノシマ大学 5月講座 田中慶一「カフェから大阪が見える 甘くて苦い、喫茶150年史」
    満員御礼
  7. ナカノシマ大学 4月講座 譽田亜紀子「こんなに似ていた! マヤ文明と縄文時代」
    終了しました
  8. 天神寄席 三月席 頓珍漢なくっちゃべり
    終了しました
  9. ナカノシマ大学 3月講座 金水 敏「どこへ行くのか 大阪コトバ」
    終了しました
  10. 2017年12月13日
    第3回 関西にいがたゼミ  「山と麓をめぐる、妙高山旅ものがたり」
    レポート公開中
  11. 2017年11月13日
    第2回 関西にいがたゼミ  「上越・妙高 にいがた美酒らん」〜酒蔵と味覚と宿
    レポート公開中
  12. 2017年10月12日
    第1回 関西にいがたゼミ  2泊8食はじめての佐渡の旅
    レポート公開中

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