ナカノシマ大学2024年5月講座 カフェから大阪が見える 甘くて苦い、喫茶150年史

あなたが大好きなあの店は、
どんな時代に生まれて、今に至るのか?
講 師:田中慶一(文筆家・『大阪 喫茶店クロニクル』著者)
平岡珈琲店(1921年・中央区瓦町)
喫茶店&コーヒー好きライターの第一人者で、新刊『大阪 喫茶店クロニクル 個性に満ちた憩いのワンダーランド』(淡交社)の著者・田中慶一さんがナカノシマ大学に初登壇します。著書は大阪の喫茶150年の歴史を深く掘り下げ、100人を超える店主や関係者から取材した力作で、早くも「これはスゴい!」と注目を集めています。今回はその刊行を記念し、世界に誇る「喫茶店王国・大阪」を講義していただきます。お楽しみに!
丸福珈琲店千日前本店(1934年・中央区千日前)
LONG WALK COFEE(2016年・北区天神西町)
〈講師・田中慶一さんからのメッセージ〉
大阪の人なら、一度は聞かれる質問が「なんでこんなに喫茶店多いの?」。
「会社が狭いから商談で使う」「商いの街やし、店始める人が多いんちゃう?」「いっぱいあったら、うまいこと仕事サボれる」……って言いたくなるところを、150年遡って“ひつこく”掘り返した末の一冊が、拙著『大阪 喫茶店クロニクル』です。
都道府県別の喫茶店数で長らく日本一を譲らぬ大阪ですが、実は膨大な“数”の裏には、独自の発展を遂げた歴史の層の厚みあり。街にひしめくキャラの立った店の数々は、創意と発想を競った店主と、値打ちにうるさいお客が生み出した多様性の賜物です。今回の講座では、明治・大正から続く喫茶店とコーヒーの系譜をたどりながら、大阪人が愛してやまない憩いの場の知られざるストーリーをご紹介。
身近だからこそ新鮮な“喫茶店ワンダーランド”大阪の醍醐味をご案内します。
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田中慶一(たなか・けいいち) 1975年滋賀県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。学生時代からのコーヒー好きが高じて、2001年から珈琲と喫茶にまつわる小冊子『甘苦一滴』を自主発行。関西の喫茶・珈琲店を中心に全国各地に配布(通巻20号)。以来、喫茶店文化から現代のカフェ、コーヒー事情等の取材を続け、専門分野を開拓し、雑誌等に寄稿多数。訪れた店は1000軒を超える。著書に『京都 喫茶店クロニクル 古都に薫るコーヒーの系譜』(淡交社)がある。 |

◎当日は会場で、『大阪 喫茶店クロニクル』を販売します(税込1,980円)
【開催概要】 | |
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開催日 | 2024年5月17日(金) |
時間 | 18:00〜19:30(開場17:30) |
会場 | 大阪府立中之島図書館3階 多目的ホール |
講師 | 田中慶一(文筆家・『大阪 喫茶店クロニクル』著者) |
受講料 | 2,000円(小学生以下1,000円) |
定員 | 60名 ※会場のみの開催です(オンライン受講はありません) |
主催 | 大阪府立中之島図書館(指定管理者:ShoPro・長谷工・TRC共同事業体) |
企画協力 | ナカノシマ大学事務局(株式会社140B) |
【会場】 | |
大阪府立中之島図書館 |
ご参加までの 流れ |
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ナカノシマ大学応募規約
次回のナカノシマ大学講座
- ●2024年6月21日(金)18:00〜
- 「いまこそ街に本屋を(仮)」
- 講師:三砂慶明(「読書室」主宰。『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』編者)
- 島民 最終号(2021年3月号)
「月刊島民のつくり方」 -
いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!