
スポーツに携わる人間こそ「言葉」が大事。
ラグビーW杯の真っ最中だからこそやります!
講 師:平尾 剛(神戸親和大学スポーツ教育学科教授・1999年第4回ラグビーW杯日本代表)
神戸製鋼ではWTB,FBとして活躍
大学の教え子たちを相手にビーチでタッチラグビー
スポーツは観るのもするのも面白い。国のトップが「みんながスポーツに熱狂してくれたら……」と願うのは、その間は政治や社会に対する不満を忘れてくれるからでしょう。アスリートたちが社会的発言を控えてしまうのも、権力の側にはとても好都合です。
しかし日本でもそんな動きにあらがって、真っ当なメッセージを世の中に届けようとするスポーツ関係者が少しずつ増えてきました。平尾剛さんは、大学でスポーツを教えながら、東京五輪の中止や明治神宮外苑再開発の中止などに声をあげてきました。
「ラグビーはたまらんオモロいし、スポーツは観るのもするのも楽しい。ずっとそう思ってきたけど、最近はそうきっぱり言い切られへんようになりました。東京五輪の汚職・談合とか、一向になくならない暴力的な指導とか、アスリートの芸能人化とかのスポーツにまつわる諸問題が、スポーツの魅力を損ないつつある。そんな気がしています。
日本代表キャップ11。キックで前進をはかる平尾さん
スポーツを愛好する元アスリートとしては、寂しいかぎりです。だからいっちょここらへんで、スポーツについて腰を据えて考えてみようやないかと。オモロいところはどこにあるんか、そしてそれを保つために譲れない一線はどこに引けばええんかなどなど、再びスポーツを心から楽しむためにあれこれ話をします。ぜひ、足をお運びください!」
当日はW杯日本×サモア戦直前。平尾さんの展開予想&後半戦展望もお楽しみに!

◎当日は、平尾剛さんの新刊『スポーツ3.0』(ミシマ社)などを販売いたします。
平尾 剛(ひらお・つよし) 1975年大阪府出身。同志社大学卒業後、三菱自動車京都を経て神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属し、WTB、FBで活躍。1999年ラグビー第4回W杯日本代表。2007年に現役引退。神戸親和大学教授としてスポーツ教育学、身体論を研究する傍ら、スポーツの楽しさを一人でも多くの人が享受できる社会を目指して発言・執筆を続けている。著書に『近くて遠いこの身体』『脱・筋トレ思考』『スポーツ3.0』(以上、ミシマ社)など。内田樹氏との共著に『ぼくらの身体修行論』(朝日文庫)がある。 |
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【開催概要】 | |
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開催日 | 2023年9月28日(木) |
時間 | 18:00〜19:30(開場17:30) |
会場 | 大阪府立中之島図書館3階 多目的ホール |
講師 | 平尾 剛 |
受講料 | 2,000円 |
定員 | 80名 ※会場のみの開催です(オンライン受講はありません) |
主催 | 大阪府立中之島図書館(指定管理者:ShoPro・長谷工・TRC共同事業体) |
企画協力 | ナカノシマ大学事務局(株式会社140B) |
【会場】 | |
大阪府立中之島図書館 |
ご参加までの 流れ |
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- 島民 最終号(2021年3月号)
「月刊島民のつくり方」 -
いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!