ナカノシマ大学2025年9月講座 『大地の子』編集者が見た山崎豊子の「魅力と迫力」

講座キャッチ

「終わらぬ戦後」を書き切った
大阪の大作家の苦闘と愛すべき素顔をたっぷりと

講 師:平尾隆弘(編集者/元株式会社文藝春秋代表取締役社長)

山崎豊子は取材許可を求めて北京の権力中枢「中南海」を何度も訪れ、胡耀邦総書記(右端)は作家の熱意に折れて「中国の悪いことも書いてもらって結構。それが真実ならば」と応じた 1991年「文藝春秋読者賞」贈呈式で山崎豊子にお花を手渡す平尾さん ©文藝春秋 満州で引き裂かれた戦争孤児と父親の「戦後」を描き、山崎豊子の最高傑作の一つとして長く語り継がれるのが『大地の子』 (1987〜91年、『文藝春秋』で連載。その後単行本・文庫化)です。情報統制で取材が困難な現地の「壁」を、胡耀邦総書記(当時)まで動かして一つひとつ突破していったのは、この作品にかけた山崎豊子の情熱と人間力の賜物でした。
講師の平尾隆弘さんは、『大地の子』の執筆を見守り、作家を励まし、時にはダメ出しも辞さず、山崎豊子が全幅の信頼を置いた編集者です。大作が世に出るまでの緊張の日々。「戦友」でもあった作家と編集者の、思わず笑ってしまうエピソードも満載でお話しいただきます。
9/2(火)〜29(月)、同じ中之島図書館で開催される「山崎豊子パネル展II」と併せてお楽しみください。

〈講師からのメッセージ〉
満天の星空のもと、一度だけ、山崎豊子先生の歌声を聞いたことがある。「男純情の~ 愛の星の色~」。灰田勝彦の「燦(きら)めく星座」だった。サビの「思い込んだら命がけ」には特に力が入っていた。まさに先生にピッタリの歌ではないか。「先生のテーマソングみたいですね」「そやろ」といったやり取りがあった。今回の講演では『大地の子』をはじめとする「命がけ」の執筆生活の一端をお話しできればと思います。

photo ひらお・たかひろ
1946年吹田市生まれ。1970年(株)文藝春秋に入社。山崎豊子のほかに立花隆、井上ひさし、村上龍、吉本隆明、村上春樹等を担当する。『CREA』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任し、芥川賞選考の司会進行も行う。2009〜14年同社代表取締役。退任後、母校・神戸市外国語大学の客員教授や世田谷文学館友の会会長を務めた。話が面白く、飾らずズバッと本質を突く人。
【開催概要】
開催日 2025年9月20日(土)
時間 14:00〜15:40(開場13:30)
会場 大阪府立中之島図書館3階 多目的スペース
講師 平尾隆弘(編集者/元株式会社文藝春秋代表取締役社長)
受講料 2,500円(小学生以下1,500円)
定員 100名
※会場のみの開催です(オンライン受講はありません)
主催 大阪府立中之島図書館(指定管理者ShoPro・長谷工・TRC共同事業体)
企画協力 ナカノシマ大学事務局(株式会社140B)
協力 (一社)山崎豊子著作権管理法人、(一財)山崎豊子文化財団、新潮社、文藝春秋、毎日新聞社大阪本社、ラジオ大阪
【会場】
大阪府立中之島図書館
ご参加までの
流れ
[STEP 1]お申し込み
このページの一番下にある「規約に同意して応募する」ボタン(青いボタン)をクリックすると、申し込みフォームが表示されます。説明に従って必要事項をご記入ください。
[STEP 2]当日精算
受付にて受講料をお支払いください。お申し込み完了画面に記載された予約IDを受付にてお伝えください。

お問い合わせ
ナカノシマ大学事務局(株式会社140B内)
TEL06-6484-9677

 

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島民 最終号(2021年3月号)
「月刊島民のつくり方」

いきなりだけど「島民」は今回がラスト。これまでの歴史をふり返りつつ、これからも中之島を楽しむヒントをお教えします!

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